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2026.01.04
【宮城県】市町村別人口増減と増減率一覧(2015年〜2025年)
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宮城県内の市町村について、2015年1月から2025年1月までの人口変化をまとめました。
本記事では、単純な人口の多寡ではなく、10年間でどの程度人が増減したのかに注目しています。
宮城県は、都市部とそれ以外の地域で人口動向に差が出やすい県です。
人口増減数と人口増減率を並べて見ることで、規模の大きな自治体と小さな自治体を同じ土俵で比較できます。
どの市町村が人口を維持し、どこで減少が進んでいるのか。
数字から見える宮城県の人口動向を、一覧表で確認してみてください。
| 市町村名 | 2015年1月 | 2025年1月 | 人口増減数 | 人口増減率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 名取市 | 76,797 | 79,816 | 3,019 | 3.9 |
| 仙台市 | 1,045,205 | 1,063,521 | 18,316 | 1.8 |
| 富谷市 | 52,146 | 52,458 | 312 | 0.6 |
| 多賀城市 | 62,028 | 61,480 | -548 | -0.9 |
| 大和町 | 28,152 | 27,909 | -243 | -0.9 |
| 利府町 | 36,282 | 35,895 | -387 | -1.1 |
| 大河原町 | 23,613 | 23,177 | -436 | -1.8 |
| 岩沼市 | 44,066 | 42,804 | -1,262 | -2.9 |
| 大衡村 | 5,781 | 5,527 | -254 | -4.4 |
| 亘理町 | 34,045 | 32,476 | -1,569 | -4.6 |
| 柴田町 | 38,254 | 36,026 | -2,228 | -5.8 |
| 東松島市 | 40,170 | 37,393 | -2,777 | -6.9 |
| 塩竈市 | 55,131 | 51,198 | -3,933 | -7.1 |
| 大崎市 | 133,270 | 120,432 | -12,838 | -9.6 |
| 七ヶ浜町 | 19,222 | 17,287 | -1,935 | -10.1 |
| 美里町 | 25,105 | 22,557 | -2,548 | -10.1 |
| 山元町 | 12,557 | 11,270 | -1,287 | -10.2 |
| 石巻市 | 147,884 | 130,284 | -17,600 | -11.9 |
| 大郷町 | 8,443 | 7,350 | -1,093 | -12.9 |
| 松島町 | 14,807 | 12,708 | -2,099 | -14.2 |
| 角田市 | 30,270 | 25,953 | -4,317 | -14.3 |
| 登米市 | 82,523 | 70,612 | -11,911 | -14.4 |
| 蔵王町 | 12,540 | 10,704 | -1,836 | -14.6 |
| 白石市 | 35,429 | 30,037 | -5,392 | -15.2 |
| 女川町 | 6,754 | 5,728 | -1,026 | -15.2 |
| 加美町 | 24,395 | 20,578 | -3,817 | -15.6 |
| 村田町 | 11,475 | 9,668 | -1,807 | -15.7 |
| 川崎町 | 9,213 | 7,743 | -1,470 | -16 |
| 気仙沼市 | 66,392 | 55,158 | -11,234 | -16.9 |
| 色麻町 | 7,221 | 6,000 | -1,221 | -16.9 |
| 栗原市 | 71,411 | 59,276 | -12,135 | -17 |
| 涌谷町 | 16,934 | 13,997 | -2,937 | -17.3 |
| 南三陸町 | 13,685 | 11,211 | -2,474 | -18.1 |
| 丸森町 | 14,385 | 11,293 | -3,092 | -21.5 |
| 七ヶ宿町 | 1,504 | 1,162 | -342 | -22.7 |
※本表は2015年と2025年の住民基本台帳人口を比較し、増減数と増減率を算出しています。
2025.12.31
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2025.12.28
柴田町で感じた「年代の谷」 25〜34歳が減っている理由を考えてみた
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七ヶ浜町に住んでいる私が、春になるとつい足が向くのが柴田町。
桜を見に行くだけのつもりが、毎年どこかで気になることがある。
観光の熱気に紛れて気づきにくいけれど、暮らしの空気に静かに現れるのが「人の年代のかたち」。
今回は、柴田町の中でも25〜34歳の層が目立って減っているんじゃないかという疑問から、その背景を勝手に考えてみた。
柴田町では、どの年代が特に減っているんだろう?
私は七ヶ浜に住んでいて、柴田町に行くのはだいたい春。お目当ては船岡城址公園の桜。観光物産交流館さくらの里で地元野菜を見て、白石川沿いの一目千本桜をのんびり歩く。そして国道4号へ出て、渋滞に巻き込まれながら帰るのが毎年のパターン。
そんな中、ふと考えてしまう。
人が減る町は全国にある。でも、どこも同じように減っているわけじゃない。
じゃあ、柴田町の場合は?年代別に見たら、減り方に特徴ってあるの?
正直に言うと、私は25〜34歳のあたりに“谷”があるように感じている。その下の世代、つまり子どもたちも少ないままだとしたら、これからの町の形が少しずつ変わっていくかもしれない。そんな仮説を頭に置きながら、この文章を書いています。
年代の「穴」があると、町の雰囲気が変わってくる
「人口減少」っていう言葉、もう聞き慣れてしまった。でも慣れたくない。
本当に怖いのは、ある年代だけがぽっかり少なくなること。その“穴”は最初、誰にも見えない。静かに進んでいく。
たとえば桜の季節。観光客が増えて人であふれる。
船岡城址公園の山の上には平和観音がいて、スロープカーに乗る人も多い。しばた千桜橋を渡れば、白石川堤の桜も圧巻。出店が並んで、シャッター音が止まらない。にぎやかだけど、それはほんの数日。
桜が終わったあとの柴田町には、日常が戻る。
そのときに感じるのが、「町にいる人たちの年齢のバランス」。
たとえば買い物の場所。
イオンタウン柴田、ザ・ビッグ、ツルハドラッグ、DCM柴田店。車で行きやすいし、生活の中心にもなる場所。
でも、夕方の駐車場を眺めていると、子どもを乗せたチャイルドシートの数が少なくなっている気がする。そうなると、まずお客の層が変わって、次に商品が変わって、最後には「この町に住みたい」と思う理由そのものが変わってしまう。
もうひとつの買い物拠点、ヨークベニマルやユニクロが並ぶ柴田ショッピングプラザもにぎやか。でも、にぎわいが一か所に集中すると、そのぶん静かになる場所もある。便利さの影には、集約のリスクもあるんだと思う。
公共施設だって、利用する年代によって空気が違う。
柴田町図書館やふるさと文化伝承館は、船岡駅から歩いて行けるいい立地。親子連れが行きやすい場所。でも平日昼に人が少なければ、それは施設のせいじゃなくて、「そもそもその世代が少ないから」かもしれない。
槻木生涯学習センターも駅チカで便利。だけど、担い手が減ると、イベント数よりも雑談の量が先に減る。日常の声が少なくなると、やっぱり寂しい。
道路事情も影響してるかもしれない。
国道4号と柴田バイパス、槻木高架橋。移動がしやすいのは助かる。でもそれって、引っ越しもしやすいってこと。便利な道路が、出ていく選択の背中を押してる場面もある気がする。
数字のかたちを眺めて思ったこと
年代別の人口表をじっくり見てみた。
20〜24歳は2000人ほど。でも25〜29歳で1600人台に落ちる。30〜34歳もそのまま横ばいで1600人台。だけど35〜39歳になるとまた2000人を超えて、40代前半はさらに分厚い。
この谷、偶然とは思えなかった。明らかに、25〜34歳だけが凹んでいる。
そして、子どもたちの数も気になる。
0〜14歳は約3800人。全体の一割くらい。
65歳以上は約1万1000人で、三割以上を占めている。
このバランス。
昔と比べたら、まるっきり逆転してる。だからこそ私は、25〜34歳が少ないことと、子どもが少ないことが繋がって、町の未来をじわじわと形作っているように感じている。
もちろん、これはあくまで仮説。でもその仮説には、それなりの理由があると思う。
どうして25〜34歳が少ないのか?私なりの仮説
仮説はいくつかある。
まずひとつめ。
進学や就職で町を出て、そのまま戻らないパターン。
20代前半はまだ学生だったり、住民票がそのままだったりする。でも25歳前後になると、就職先が決まって生活が安定してくる。仙台に職場が多いなら、通勤圏である柴田町に住む選択もできるはずなのに、なぜか戻ってこない。通勤はできても、家族の送迎や生活との両立になると、「通えること」と「暮らせること」は別になってしまう。
ふたつめ。
結婚や出産を考えたとき、町が「選ばれにくい」場面があるのかもしれない。
家賃、間取り、保育園、病院、スーパー、職場の距離。比べる項目が多いから、ちょっとした差で他の町に流れてしまう。その決断は、案外あっさり決まってしまうもの。
みっつめは、そもそもこの年代が生まれた時代の出生数が少なかった可能性。
町のせいじゃない。時代の波。でもその波に、出ていく流れが重なると、谷はもっと深くなる。
静かに始まって、じわじわ効いてくること
たとえば、柴田町総合体育館で開かれる子ども向け教室。
参加者がぎりぎりだと、教室そのものがなくなってしまう。減った教室は戻ってこない。そして参加先を失った親子が、また町を離れる。
船岡駅周辺で春に行われる桜まつり。交通整理や誘導のボランティア。誰が担ってるんだろう?もし25〜34歳が少ないなら、40代以上に負担が寄ってるかもしれない。行事を支えるには、体力も気力も要る。余裕がないと続けられない。
槻木側にある「プチみちの駅 とみかみ」もそう。
週末に家族で寄れる場所だけど、家族層が減ると売れる時間がずれてくる。出荷量が変わる。売る人のモチベーションも変わる。目立たず、でも確実に静かに変わっていく。
私が次に気になるポイント
じゃあ、今後どこを見ていけば納得感が出るのか。
私はこういうところが気になる。
-
25〜34歳の谷は、船岡エリアと槻木エリアで深さに差があるのか
-
子どもの少なさは、町内のどの学校区に集中しているのか
-
国道4号や鉄道(JR東北本線・阿武隈急行線)の利便性が、住み続ける理由になっているのか、それとも町を出る理由になっているのか
-
大きな商業施設が集まりすぎて、他のエリアの元気を吸っていないか
-
桜まつりのような行事の担い手が、特定の年代に偏っていないか
私は七ヶ浜町の海辺で暮らしているから、どうしても柴田町の「内側の空気」は外から見ている感じになる。でも駅前の明るさとか、スーパーの混み具合とか、そういう生活の音に触れると、数字以上に感じるものがある。
柴田町で特に減っているように見えるのは、たぶん25〜34歳。その下の子どもたちも少ない。
そこにはきっと、理由がある。私はそう思っている。
便利さも希望だ。東船岡駅の阿武隈急行線も、槻木駅の乗り換えも、暮らしを支えてくれている。だからこそ、「どの年代にこの町が選ばれているのか」もう少し丁寧に見てみたい。
桜の咲く春だけじゃなくて、何でもない火曜日の夕方とか、雨が降る六月の昼下がりとか。
そういう時間にこそ、町のかたちが見えてくる気がしている。
柴田町のことを外から見る立場として、書いていいのか迷う部分もあったけど、やっぱり気になったから書いた。
観光で見る町と、日常を支える町の顔は全然違うし、そこに住んでいる人たちの年代のバランスって、本当に空気を変える。
「何か変わった?」っていう違和感が数字に繋がって、そこから仮説が生まれて、気づいたら文字になっていた。
町を心配するというより、ただ見えた風景を書き留めておきたかっただけ。
春の桜もいいけれど、私は6月の雨の日の柴田町の空気もけっこう好きだったりする。
2025.12.23
人口76,668人から79,816人へ増えてた名取市に正直ちょっと焦った話📈
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最近、ちょっと気になったことがある。
いや、ほんと些細なことなんだけど、妙に気になってしまったのだ。
名取市って、今どれくらい人が住んでるんだろう?って。
名取って聞くと、だいたい「空港の近く」とか「イオンモールあるとこ」とか、そういうイメージが出てくる。
俺の中では、「仙台に行く途中に通過する場所」ってイメージだったんだけど…
なんか急に、名取ってどんな町だっけ?と思い始めてしまった。
それがもう気になって気になって。
寝る前にスマホで「名取市 人口」って検索してた。
七ヶ浜に住んでるおじさんが、なぜ名取の人口を調べているのか。
自分でもよくわからないけど、そういう日もあるんだよね。
で、出てきた数字がこれ。
2025年12月1日現在、名取市の人口は……
79,816人!
……え?
え?7万人超えてるの?
てっきり6万人台くらいかと思ってた自分が恥ずかしい。
「名取ナメんな」と言われた気分になった。誰にも言われてないけど。
しかもね、平成27年(2015年)には76,668人だったらしい。
この10年で3,000人以上、増えてるんですよ。
ほら、普通こういう話って「減ってる」が定番じゃん?
加美町のときはそうだった。
なんなら自分の人生も、髪とか体力とか、いろんなものが減っていってる。
でも名取は違った。
増えてるんだよ。じわじわと、でも確実に。
なぜだ…なぜ名取だけ…
そこでさらに調べてみる。
名取市は、宮城県の南東部に位置する市で、仙台市のすぐ南に隣接している。
仙台空港があることで有名で、鉄道や道路のアクセスも非常に良い。
ああ、なるほど。
そういうことか。
仙台が近くて、交通の便がよくて、空港もあって、自然も残ってて、商業施設もあって…
それはもう、増えるよね。人。
改めて地図で見ると、名取ってけっこう広い。
海もあるし、山もあるし、町もある。
要するに「全部ある」。
しかも、なんか住みやすそう。
正直言うと、七ヶ浜ってすごく好きなんだけど、
「便利さ」で比べると、ちょっと分が悪い。
スーパーはあるけど、イオンみたいなデカい商業施設はない。
電車は走ってないし、バスの本数は…うん、まあまあ。
その点、名取は便利と自然のバランスが絶妙に保たれてる。
そりゃ人気も出るよ。
ただ、それでも自分は七ヶ浜が好きなんだよな。
海がすぐそばにある安心感。
朝の波の音、夕暮れの潮風。
何より、どこか“人の顔が見える距離感”。
都会にはない温かさが、ここにはある。
でも、だからこそ名取が気になるのかもしれない。
似ているようで違う。
距離は近いけど、空気感がちょっと違う。
まるで、同じクラスの隣の席のやつが、やけにスタイリッシュに見えてくるような、あの感覚。
そして気づく。
俺は、名取を「うらやましい」と思ってるのかもしれない。
人口が増えているって、それだけで希望がある気がする。
将来に向けて、町が育っていく感じ。
誰かが新しく住んで、誰かが子育てをして、また誰かが夢を見始めている。
そんな町の成長に、ちょっと心が動いた。
じゃあ俺も名取に引っ越すか?って聞かれたら、答えはノー。
七ヶ浜でのんびり生きるのが性に合ってるし、潮風ないと乾くし。
でもたまには名取に行って、イオンでカフェ入って、本屋をうろうろして、空港近くの広い空を眺めたりする。
そんな“ちょっとした贅沢”ができる場所が近くにあるって、実はすごくありがたいことだと思う。
ちなみに、名取の増加数3,148人って、自分がこれまで職場で出会った人の数より多いと思う。
いや、確実に多いな。
どんだけ狭い世界で生きてたんだ、俺。
でもその狭さが、時に居心地の良さになったりするから不思議だ。
大きすぎず、小さすぎず。
増えすぎず、減りすぎず。
そういう“ちょうどよさ”を、自分は七ヶ浜に感じているのかもしれない。
それでも、名取が気になったのは事実だし、
この先もきっと、たまに検索しちゃうんだろうな。
「名取市 人口」って。
ちなみに、今この文章を読んでるあなたも、
実はちょっと名取のこと、気になってきてない?
——完——
2025.12.23
人口23,743人から20,578人に減ってた加美町が気になった📉
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先日、七ヶ浜の防波堤で釣り糸を垂れながら、ぼんやり海を眺めていたら、ふとこんな疑問が浮かんだ。
「加美町って、今どれくらい人がいるんだろう?」
きっかけは正直ない。強いて言うなら、最近ニュースで“人口減少”って言葉を聞く機会が増えて、なんとなく気になっただけ。
それと、加美町って名前がいいよね。「加える」に「美しい」で「加美」。字面が綺麗。
我らが七ヶ浜も「七つの浜」って名前で、なかなか風流だとは思うけど、「美」って字が入ってるとなんかこう…上品さが違う気がして、ちょっと羨ましい。
そんなわけで調べてみた。加美町の人口。
2025年12月1日現在――
20,578人。
「あれ?意外と多いかも?」
と思ったのは束の間。過去のデータを見てみたら、平成27年(2015年)には23,743人いたらしい。
ということは、10年で3,165人減。
年にして300人以上のペースで減ってる計算になる。
これはもう、ちょっとした中学校の生徒全員が毎年いなくなるような感覚だ。
一方の自分といえば、SNSのフォロワーが数年で数人しか減ってないことに一喜一憂していた。
町規模で減っている現実を目の当たりにすると、自分の悩みがだいぶ小さく思えてくる。
加美町って、実は魅力たっぷりな町だと思う。
自然が豊かで、田園風景が美しく、温泉もある。
文化的にも「バッハホール」が有名で、音楽イベントなんかも盛ん。
クラシック好きにはたまらないスポットらしい。
かつて一度だけ、そのホールでコンサートを聴いたことがある。
内容はほとんど覚えてないけど、なんとなく大人になった気がして、帰り道は姿勢を良くして歩いたのを覚えてる。
そんな“いいとこどり”な町が、なぜ人口減少に苦しんでいるのか。
少し考えてみた。
やはり、若者が働ける場所が少ないというのが大きいのだろう。
これは地方あるある。高校を出て、就職や進学で町を離れ、そのまま戻ってこない。
七ヶ浜でも似たような話はよく聞く。
加えて、日常生活に車が不可欠なエリア構造も、都市生活に慣れた人にはハードルが高い。
自然の多さは魅力でもあり、同時に課題でもある。
でも、地図で見て気づいた。
加美町って、宮城県のほぼど真ん中にある。
なのに“中心”として扱われることが少ない。
これ、ちょっと切ない。
例えるなら、クラスの集合写真で真ん中にいるのに、誰からも「写り良かったね」と言われないタイプ。
存在感はある。でも、あまり語られない。
なんか、ちょっと共感する。
しかも、周囲を山や川に囲まれた地形で、自然の要塞みたいになっている。
それが外からのアクセスのハードルになっているのかもしれない。
地元の人にとっては落ち着くけど、新しい人が入り込みにくい空気があるとしたら、そこは少しもったいない。
もちろん、地元を大切にしてるってことでもある。
長年そこに根ざして暮らす人たちがいて、土地に愛着がある証拠。
ただ、それでも町全体が静かに減っていくのは寂しい。
店が閉まり、通学路が短くなり、路線バスが本数を減らす。
それは、生活の風景が少しずつ失われていくということでもある。
だけど、明るい話もある。
最近は移住者を受け入れる体制も整ってきていて、キャンプ場やワーケーションの取り組みなんかも始まっている。
「静かな田舎暮らしを求めて」というニーズにはしっかり応えられるポテンシャルを持っている。
思った。
加美町、なんだかんだ魅力あるじゃん。
七ヶ浜から車で1時間半。ドライブにも丁度いい距離。
途中の風景もなかなか趣があって、川沿いの道をのんびり走るだけでも気持ちいい。
温泉に浸かって、地元の新鮮な野菜を買って、ちょっとした贅沢気分を味わえる。
そしてホールで音楽を聴いて、「ああ、こういう日があるから大人っていいな」と思って帰ってくる。
そんな休日、ありだなって。
人口が減っていると聞くと、つい「寂しい」とか「心配だ」とか、ネガティブな感情に傾きがちだけど、
そこに暮らす人がいて、歴史があって、文化が息づいている限り、町はちゃんと生きてる。
そして、今の20,578人の中に、きっと未来の加美町を動かす人がいる。
自分は何も変えられないけど、関心を持つことはできる。
応援することもできる。
たまには、近くの町のことを考えてみるのも、悪くない。
というわけで、次の休みは加美町へ。
肩の力を抜いて、気ままにふらっと。
きっと、新しい発見があるはず。
—完—

